スポンサードリンク

2009年10月22日

プレミアムは年間決済額400万円以上でインビ?

前回までの続きのお話に関係することですので、ちょっと割り込みますね。


ダイナースプレミアムの審査基準として、「年間決済額400万円以上」がボーダーラインで、インビの必要条件と一時期話題になりました。

※本当は審査基準という言葉はふさわしくないですが…
「ブラックリスト」も本来そのようなものは存在しないのですが、皆さんにとってはイメージがしやすいですよね。


Diners Premiumを発行するシティカードジャパンがそれを公表していない以上、本当の真偽は不明ですが、これについては速水も以前はたしかにその指標もあったと思います。

ただ、現在ではそれだけの指標では決してないでしょう。



『延滞リスクが低く、利益貢献度が高く、反応率が高い』と推測したように、決してたくさん決済すれば、インビが届くわけではありません。


年間決済額を高めるということは、相対的にリスクも高めるということにもなりますので、この相反性を吸収する属性・状況がないといけません。ご注意を!

つまり年収400万円の方が、年間決済額400万円以上が何を意味するか考えれば分かります。

危なっかしいですよね。

適正な利用範囲を逸脱しているとシステムは判断したりします。

この辺アメックスなどは『○○様、ご利用が多いようですが、今月は以降の利用をお控えください』的なことを申し付けてくれます。

これ実は、とっても親切なことなんです。

このことの解説はまた今度入れますね。




さて、以前の『ダイナースプレミアム審査基準は年間決済額400万円以上』といわれたゆえんはなぜでしょうか?

また、なぜそのような基準になったのでしょうか?

また、現在はなぜ違う基準になっているのでしょうか?



このイメージを見てください。

kokyakusou.gif

顧客ランクを10階建てのビルに想定。

上階であればあるほど、「優良顧客度が高い」と想定してください。

A10、A9、A8…は顧客ランクと想定しましょう。

横にある数字は「人数でも割合でも比率」でも結構です。


各階の出入り口を開放したり、封鎖したり、大きくしたり、小さくしたりすると、調節可能ですよね。

これが顧客セグメントに応じたインビの抽出手法です。


※一般論を基にした勝手なイメージです。特定のクレジットカードを表しているものではありません。あしからず…。




■■■第一段階…

インビテーションの対象は、極めて上位の顧客層だけですね。

これには理由があります。


■■■第二段階…

インビテーションの対象は、全顧客層からピックアップされています。

これには理由があります。


■■■第三段階

あれれっ一度全てに広がったのに、絞りこまれちゃった。

これには理由があります。



次回に続く…



【編集後記】

ダイナースプレミアムのみならず、アメックスセンチュリオンやJCB ザ・クラスなどのインビテーションカードの取得を狙っている方にちょっとでも参考になればと思い、結構突っ込んだところまで最近解説しています。

題材は主にDiners Premiumですが、その他のカードも原則・理論は共通です。

これに各社の時期に応じて変化する戦略的特徴や基本属性の足切り基準といった要素を考慮する必要ももちろんあります。


だまっていてもインビテーションが届く可能性は充分あるにせよ、時間やお金を無駄にせず最速で求める結果に到達する(確率を高める)のが「速水理論」(勝手に名づけるな!)です。

だからといって100%確実な方法なんてありません。

でも欲しいカードを手に入れる確率を高める方法はあります。

どうしても欲しいんだ!
見栄や自己満足だけど「チーム10万円」に入りたい!(笑)

日々ストレスの溜まることばかり…仕事も大変…たまの休みも家族サービスでヘトヘト…。

そんなお父さんに一人ニタッと笑える瞬間があってもいい!

どんな動機であれ、このブログにいらっしゃる方を応援しています。

カードに10万なんて払うかバカ!という方はそもそも見ないでしょうし…(笑)
posted by 速水主任 at 05:01 | Comment(5) | TrackBack(0) | ダイナース プレミアム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

飲み屋で使うとプレミアムのインビは来ない?

前回の続きの「利益貢献度」と「反応率」のお話に入る前に、ちょっとした疑問解消といきますか…。


ダイナースプレミアムカードのインビ(ご招待)に関して、次のようなことを聞く事がよくあります…。



『飲み屋で使っちゃいけないんだって!』

『クラブやキャバクラで使うとインビこないらしいじゃん!』
と…



先日知り合いの社長さんと打ち合わせを持った際の雑談でも、アメックス談義で盛り上がり、
『速水さん、そういえばセンチュリオンとかプラチナのインビって飲み屋で使うとこないらしいですけど、本当なんですか?』って心配そうに…(笑)


ダイナースプレミアムカードに関しても、アメックスのセンチュリオンやプラチナ、JCB THE・CLASSに関しても同じようなことを聞きますね。



そこで・・・新登場!
アナタの気になる疑問にお答えする『プレミアムカード疑問・質問・クエスチョン!』
※内容は速水の独断と偏見でチョイス!役に立つかどうかは不明ですのでご了承下さいm(__)m

プレミアムのインビが来ない


結論からいいますね。

直接的に関係ありません。

クラブだろうが、キャバクラだろうが、どこで使おうとも原則問題ありませんし、直接的に関係ありません。

飲み屋さんでの利用があるからインビを送付しない…ということはありえないはずです。

あまり気にされないほうがいいと思います。


すでにダイナースプレミアムのインビから取得された方やアメックスセンチュリオンのインビから取得された方などで、クラブ・キャバクラで使用された方も多数いるはずです。




では、なぜそのように言われるのでしょうか?

火のないところに煙は立たぬ…といいますが、これは一応根拠があります。


それは…

■■■飲み屋で使うと良くない!といわれる原因と考えられるもの



1)利用金額や比率が突出する

2)金額トラブルや加盟店トラブルなどがある

3)本人が利用したことを忘れたり、金額に錯誤があったりし、入金忘れなどが発生する



上記の要因が背景的・副次的に発生し、結果として「延滞リスク」を上昇させたりすることによるものが、こういわれるゆえんでしょう。



■1)利用金額や比率が突出する




お酒が絡む社交場だけに、どうしても利用金額が嵩みがちです。

前回お話した「適正な利用範囲」というところからも逸脱する可能性が発生しやすいんですよね。

決して飲み屋での利用自体がいけないわけではありません。

キャバやクラブで割り勘…ってあまりないです。

連れの分まで持ったり、ちょっと見栄張って豪勢にいっちゃったり…!

とにかく金額が嵩みがち…


臨時収入(競馬で勝った…FX売却益…)があったり、貯金を取り崩していたり、接待としての立替決済だったとしても、クレジットカード会社には見えません。

実際に支払える身の丈を逸脱した利用のように見える場合があります。

そんな中、利用金額が突出していたり、全体の利用頻度に比して飲み屋の金額が突出していたりすると…延滞リスク上昇の要因になりえます。

背景的要因といえるかもしれません。


もちろん「適正な利用範囲」というのは人それぞれですので、一概にいえませんので…。




どこのクラブやキャバクラでも時折、『毎晩(毎週)のように○○万円(数百万円?)』使っているお客様…いますね。

突然現れて、気に入ったお店に入り浸り…。

『なにしてる人だろうねぇ〜、まいいや!とにかく囲い込め!』って

お店からすれば上客でウハウハですが、突然パッタリと…。


店を変えたり、貯金を使い果たして…でしたらさしたる問題ではありませんが、新聞記事になったり、悪い噂を聞いたり…そんなこともあります。

水商売では使えば使うだけチヤホヤされます…が、クレジットカード会社はそんなことを求めていません。


換金性というところと浪費性というところに違いはありますが、『貴金属や商品券』を大量に買う事例というのはチェックされる項目ですよね。

飲み屋さんばかりで多額を使う…

『延滞リスク上昇要因』として同じように考えてもらっていいと思います。

飲み屋さんで使うこと自体が悪いわけじゃないですよ!



■金額トラブルや加盟店トラブルなどがある




請求が本人の認識と違ったなどの、会計に関するトラブルなどもあります。カード利用者本人が間違えている場合もあれば、加盟店側の問題もあります。

また、盗難・不正カードなどの不正利用も発生する割合も多いため、セキュリティチェック・オーソリチェックも比較的高度になっているはずです。

利用者本人に落ち度がない場合でも、その過程で、何かしらのチェックが入っている場合もあるため、そういった場合影響を受けないかというと…絶対とはいいきれませんね。

例)いつも利用する飲み屋さんが、不正使用が多くカード会社からチェックを入れられている状態である場合など…。

金額が適正で利用頻度も特に顕著でなければさしたる問題ありません。



■本人が利用したことを忘れたり、金額に錯誤があったりし、入金忘れなどが発生する




これは結構あるんです。実は…。

クレジットカード会社からの決済不能の連絡があっても、本人が利用したことを思い出せなかったり、最悪『俺は使ってない!』なんて…。

酒の場だけに、どうしても忘れがちになるんですよね。
これは痛いです。

入金忘れは『信用度が急激に下降』です。

極論でいうと『1度決済忘れがあると以降50回以上継続して決済を守らないとスコアは復活しません』

明細書の確認は欠かせませんね。




上記の理屈はダイナースプレミアムだけでなく、アメックスセンチュリオンであってもアメックスプラチナであっても基本は同様です。


最後にまとめます。

■■■飲み屋さんでクレジットカードを使う場合…




★身の丈にあった使い方をし、翌月きちんと決済する

★自分が信用のおけるお店で利用する

★極端に飲み屋さん偏重で使わない

例)月収50万円・経費含み毎月30万円程度決済の方が、突然ガンガン飲み歩き30万&30万&20万&20万などと一気に使うとか…

を守っていれば、延滞リスク上昇の要因にはなりえないと思います。


換金性の高い商品(ロレックスや金券・貴金属)は何も言われなくて、飲み屋さんの利用はよくない…って。

理屈は一緒です。


あくまで『飲み屋さんで使うからインビが来ないのではなく、延滞リスクを上昇させる要因を発生させている可能性がある』と考えるべきです。

ダイナースプレミアムのインビを狙っている方、たまにはキャバクラで息抜きしてください(笑)
posted by 速水主任 at 05:56 | Comment(3) | TrackBack(0) | ダイナース プレミアム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月17日

プレミアムカード取得のためには…

ダイナースプレミアムカードの求める顧客層は、
『優良顧客』であると書きましたが、どのクレジットカードであっても基本原則は共通です。


【優良顧客】


優良顧客は、『延滞リスクが少なく、収益予測が高く、反応率が高い』とデータから判断される人…



ダイナースプレミアムカードのみならず、
各社のゴールドカードやプラチナカードなども含めて、どうしても欲しい!というクレジットカードを狙う場合は、ここがポイントになります。

もちろん各社により、基準が違ったり、特性があったりするのですが…



前回の解説を見てくださっていれば分かると思いますが、

優良顧客の定義は、決して

■高額決済をする人
■海外旅行や高級ホテルをたくさん利用する人
■有名人・著名人・大会社の社長・医師や弁護士さん
■高級ブランド品をたくさん購入する人
■年収が高く、たくさん利用する人

ではありません。

上記の方々は、優良顧客である可能性が高い方や、速水などとは段違い・雲の上のレベルの収入を持つ方の割合も多いでしょう。

ただ、決して上記に該当すれば優良顧客ということではありません。
ここ間違えないで下さいね。




さて、【優良顧客】に定義される「延滞リスク」「利益貢献度(収益可能性)」「反応率」の3つのファクターのうち、実は最も重要なものがあります。


さて…なんでしょうか?



それは「延滞リスク」です。

これだけは「優良顧客」になるうえで絶対に外せないポイントです。


これを外すと(一定基準以上にリスクが高い…)とアウトッ!

ならまだしも、最悪「利用停止」「更新不可」も視野に入ります。



各社の上位カードはもちろんのこと、ダイナースプレミアムカードを狙っている方は重要項目ですよ!




■■■延滞リスクとは…?

リスクですので、低ければ低いほど良いものです。

単純にいうと、「延滞する可能性がどの程度あるか?」を算出するものですので、延滞していないから大丈夫!ということではありません。

無職・預貯金ゼロの人に100万円貸せばどうなるか…

当然「返せないだろう」とぐらい小学生でも想定できますね。


また皆さんから、

延滞しないのは社会人として当たり前じゃないか…!

金は持ってる!払えん訳がないだろ!失礼なやつだ!

とお叱りを受けそうですが、それはオタクの勝手な言い分。(強気)



クレジットカード会社はそんな言い分は聞く耳持たず…。

すべては「あなたのデータや過去の行動・現在の状況」から、すべてを数値化して判断します。




■■■利用回数や金額が「延滞リスク」に与える影響


下のイメージグラフを見てください。
※本当はグラフ形式は適切ではないのですが、コチラの方がイメージしやすいはず…

tekisei.gif


実は利用回数と金額だけで考えたときに、場合により延滞リスクを上昇させる要因となる場合があります。

つまり、使えば使うほどよい!というものでは決してありません。

まして使い過ぎは決してプラスになりません。

※このあたりはまた今度解説。



同じ200万円の決済であっても、

■年収3000万円の方

■年収500万円の方

とでは全く重みが違います。



また、同じ100万円であっても、

A)人生に1度の結婚式での利用決済

B)年に1度の海外旅行での利用

C)貴金属の購入やパソコン3台とかの購入

とでは目的が違いますね。


図表の中で、チェックとあるのは、承認が通る・通らないではなく、段階の差異こそあれ、利用目的や状況のチェックが入るレベルということです。

ダイナースクラブカードの場合、内部的に設定された枠(状況により随時変更のはず…)を超過するような状況であっても、フレキシブルに対応しているはずです。

実績があり、優良と判断されていれば、高額でも決済できる…。
クローズドモデルだけに枠は見えませんが…。



■■■自社での利用・決済履歴がとっても重要

なかでも重要なのが、「適正範囲内で利用し、継続的に約束が守られ、返済の実績がある」ことです。


ぶっちゃけ…
「信用」=「約定日にきちんと引き落としされる」×「継続回数」です。

一言でいうと「信用=支払実績」

これ以外の何物でもありません。


入会前は、他社信用情報よりスコアリングにて信用度をチェックします。延滞リスク算出も「属性情報と外部信用情報」にて算出します。

入会後は、なんといっても自社の履歴が発生します。

つまりこの「自社の履歴」というものが信用度において一番のウェートを占めるのです。(もちろん、他社の利用状況が著しく悪化していれば、話は別)

いくら年収10億円あって、他社の履歴が完璧であったとしても、それはあくまで「リスクの少ない優良顧客見込み層」と推定されるだけ・・・

一番の重みづけは「自社の履歴」です。


アメックスプラチナ・センチュリオン・JCB THE CLASS・ダイナースプレミアムでなどではそれ以外の部分に特徴的なところがありますが、この理屈は原則すべてに当てはまります。



■■■延滞リスクを低くする要因

自社の利用・返済が安定かつ継続的に行われている

適正範囲内の利用で、意図が明確に見える

外部信用情報が適正範囲内



■■■リスクを高くする要因
上記以外多数の項目



繰り返します。

「信用=支払実績」です。


ちなみに、適正範囲というのは人それぞれです。
全く同じ属性の人でも、他社で200万円借入がある人と全くない人では異なります。

また、何の目的を持ってカード利用したか…も重要です。

新幹線の金券を買えば、疑問。
パソコンを同じ日に2箇所で買えば不自然。

仮に300万円の高額決済であったとしても、それが人生に一度(2度3度の方もいるか…笑)の結婚式であれば納得。

年に1度の海外旅行であれば至極明瞭。

たまの出張の航空券であればなるほどザ・ワールドです。


継続的とは1年みれば十分でしょう。(場合により半年)
返済の実績とは、約定日に決済口座から引き落としされることといえますね。


ダイナースプレミアム審査基準というのは、本来おかしい言葉ですが、こういったほうが皆様に分かりやすいですので使っていますが、

プレミアム審査基準のベースとして「延滞リスク」が足切り基準にあるはずです。

これは当然ながら、「利益貢献度(収益可能性)」や「反応率」よりも優先されるファクターのはずです。



■■■約定日に入金忘れ…

もうお分かりですね。なにがなんでも約定日を守る必要があります。

一般的に「1年以内で2回の遅延(1次遅延…うっかり遅延でも)」は上位カードを狙う場合、まず無理です。チェックフラグきちんと立つでしょう。

初めてで、1回程度の1次遅延(うっかり遅延)であれば、場合によりけりです。

当たり前のことですなのですが、手形不渡りと同様に、クレジットカードの支払い遅れは絶対に避けなければいけません。

見えないところで「延滞リスク」が急上昇して、アナタの信用度を落としていきます。




【編集後記】

昨日家族にせがまれ、紅葉を見に日光いろは坂へ…

帰りの渋滞にはまるのが嫌だったため、朝7時前に「日光宇都宮道路」に着くようにアクション仮面!

ところが…清滝〜いろは坂間が既に渋滞渋滞・大渋滞!

その間3時間以上かかり、結局ついたのは…10時半すぎ…

朝日新聞社会面にもいろは坂の渋滞写真が載っていましたが、ハンパない渋滞でした。

華厳の滝・中禅寺湖・戦場ヶ原と美しい景色を堪能し、満足ではありますが、疲れ果ててしまいました。

1年で一番渋滞の激しい日にぶつかった?

なんて幸運!
きっとダイナースクラブのポイントキャンペーン当たるでしょう(笑)


お暇なときに検定で遊んでください。
↓↓↓

★★ダイナースプレミアム検定★★

★★ダイナースクラブカード検定★★
posted by 速水主任 at 05:39 | Comment(4) | TrackBack(1) | ダイナース プレミアム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

プレミアムが求める顧客層は…?

ダイナースプレミアムの審査基準…とっても気になりますよね。


実は…一言でまとまります。


『優良顧客』であること…


これだけ…。ま、推測ですが…。


実はダイナースプレミアムに限らず、各社のゴールドカードであったり、インビテーションによる上位カードの案内だったりもここにヒントが隠されています。


意味分からん!と思うでしょうから、ちゃんと解説するのでご安心。


ダイナースプレミアムの審査基準の推測に踏み込む前に、『プレミアムが求める顧客層』や『クレジットカード会社の戦略や意図』を考えなければなりません。

速水は説明下手なので、長くなりそうですから2〜3回に分けて解説していきたいと思います。

できるだけわかりやすく。



■■■優良顧客の見極め

ダイナースクラブなどのクレジットカード会社は、当然ながら営利企業です。ボランティアでやっているわけではありません。

会社が追求するのは『利益』です。


クレジットカードの会員数を増やし、利用金額や自社カードの利用率を高め、きちんと返済してもらってはじめて利益がでます。

延滞や事故などのリスクは最小限に、収益は最大限に…とことん追求します。

クレジットカード会社にとっては、『リスクが少なく、収益が大きい』お客様を掴むことが欠かせないことなのです。



仮に、年会費無料カードを「収益が小さいことが予想され、かつリスクが高い」人が申込むとどうなるでしょうか…

クレジットカードの発行は拒否される可能性が高いでしょう。

具体例でいえば、「既にカードを5枚所有、総枠に対しての残債が80%程度」

リスク高そうですよね。

※厳密にいうと「リスクが高い=収益予測が小さい」になります


つまりクレジットカード会社は『リスクが少なく、収益が大きくなる優良顧客』を見極めて、自社の戦略に基づき、囲い込むことが大事な要素となります。


これはダイナースプレミアムの審査基準、つまりプレミアムが求める顧客層にも通ずることでしょう。



■■■アカウント維持戦略

新規入会時点では、属性情報(収入・勤務先・役職・勤続年数など)と外部信用情報による見込判断しかできません。

当然です。付き合ってないのだから、実際はどんな人か絶対に分かりませんよね。

あくまで「自社にとって有益であろう人」だな…と予想をして入会の承認をします。


ところが、どんなクレジットカードでも入会後には、自社取引履歴というデータ情報が発生します。

入会してから決済を一度もしていない…それも情報です。

小額ながらも毎月決済をし、約定返済日に遅滞なく返済している…これも情報です。


新たな分析指標が一つ増え、この情報が非常に重要なのです。

なぜなら自社の収益予測に直結する極めて正確、精微な情報だからです。



購入商品や利用金額・利用頻度などの利用履歴から決済履歴、さらに外部信用情報をクロスさせて、他社カードとの比率・残債の変化・総枠の変化なども複合的に加味すると、以前よりさらに高度な予測が可能となります。

その結果、『優良顧客』と判断されると、カード会社の戦略に基づき、顧客に対してアプローチが発生します。


ダイナースプレミアムの審査基準として、ここに行き着くのでは…と速水は推測しています。


【優良顧客とは】

プレミアムが求める顧客層

つまりさらなる利益を生むであろう顧客を掘り起こし、アプローチする…。

優良顧客は、『延滞リスクが少なく、収益予測が高く、反応率が高い』とデータから判断される人…と考えられます。


※リスク予測モデルとしては「エンピリカ」「フェア・アイザック・モデル」などが著名



優良顧客であれば、一般的には
「上位カードの提案」「金利を下げる」
「限度額超過時の承認」「審査・チェックの簡略化」
「ローン商品・保険商品などの提案」などが一般的です。

もちろん、優良顧客というセグメントに関係なく、案内の送付や提案などはなされたりもしますが、これは方針によります。

不良顧客の場合、特に積極的なアクションが取られないのが一般的です。(不良という表現は便宜上分かりやすく…)



ダイナースクラブカードの場合、
この優良顧客に対する囲い込みの戦略として、
『ダイナースプレミアムカード』というセグメントをあてがった…
といえますね。


まだまだ続く…

次回までお楽しみに…
posted by 速水主任 at 06:26 | Comment(5) | TrackBack(0) | ダイナース プレミアム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

クレジットカード番号の法則

前回ちょっと説明が足りなかったので、クレジットカード番号の法則ともいえる「MOD-10アルゴリズム」について説明します。

ぜひぜひ自分のクレジットカードをたくさん引っ張りだしてきてチェックしてみてください。

結構有名なネタなんですが、知らない方も多いと思いますので、図解にしてみました…。\(^o^)/



■■■MOD−10アルゴリズム

簡単にいっちゃうと、
「クレジットカードの会員番号は、指定の演算処理をすると、総和が必ず10の倍数(10で割り切れる)数字」となる!

ということですね。

ええっややこしそう!って全然そんなことありません。

掛け算と足し算が出来る方なら簡単に理解できます。


まずはルールです。

Mod-10


1)まずは「指定桁を2倍」です。

注意点として2倍したときに2桁になる場合は、図表の通り、バラして足しちゃってください!
 「2倍して10になるなら、(1)+(8)=1」です。
 「2倍して18になるなら、(1)+(8)=9」です。

2)全部の指定桁の計算が終了したら、全ての桁を横に並べてください。

注意点としては、指定桁以外の桁はそのまま!です。

3)その数字を全部足してみてください。

「40」とか「50」とか「60」とか「70」とかになります。

そうなんです。必ず「10の倍数」なんです。



クレジットカードのブランド別に見てみます。
これは桁数が違うため、MOD−10の指定桁が混乱してしまうので、図表にしてみました。

※速水も計算混乱しました(笑)結構間違えます。



■■■ダイナースクラブカードの場合(14桁)

check_d.gif


■■■アメックスの場合(15桁)

check_a.gif



■■■VISA/MASTER/JCBの場合(16桁)

check_vmj.gif

※全て実在しないBINであり、架空の会員番号です。



さて、MOD−10の指定桁でなにか気づくことはないでしょうか?

「ん〜一桁飛ばしで指定されているなぁ〜。アメックスだけ2番目からスタートしているが…」ってところでしょうか?



実は…
『下から2つめの数字から一つおき』なんです。

何桁のクレジットカードであっても法則は同様です。



つまりMOD−10で2倍する指定桁は、
『一番最後の数字から偶数番目』を全てです。




どうですか?仕組みは至って単純明快ですよね。

こんな簡単な方法でクレジットカードの会員番号をつくられています。

クレジットカード番号の法則ともいえますね。



そもそもこのMOD-10アルゴリズムは、クレジットカードの偽造防止や悪用防止のために考案されたものではありません。

入力ミスや誤記などによる単純ミスが発生しないような仕組みとして考えられたものです。

通販サイトなどで、「MOD−10」チェックを行っていたりもします。実在しない番号を入力してもシステムが弾くようになっています。



会員番号14桁のダイナースクラブカードや、15桁のアメックスでカード決済する場合、

■「頭に00」や「頭に0」をつけることが必要な決済フォーム
■左詰めでの会員番号入力を求める決済フォーム
■券面に記載されている通りの桁数で入力を求めるフォーム

仮にすべての国際ブランドが使える場合でも、指示通りに入力しないと…エラーになって…「あれれっおかしいな」と困ったことありますよね。

桁順があっていないとエラーになっちゃうのですよね。
だから「0」や「00」をつけて16桁にあわせる…。

頭に「0」や「00」をつけてもクレジットカード番号の整合性をチェックする「MOD-10」では影響しません。

セグメントをしっかり分けて
「0」は2倍しようが「0」ですし…お分かりですよね。

1桁入力がズレているとシステムが認識すれば、このMOD-10により、10の倍数にならなくなるからです。

※間違っても試してみたりしないで下さいね。…念のため




【編集後記】

JCBカードがリニューアルしているのはご存知ですよね。

JCBカード★リニューアル
JCB


昨年末のJCBの新システム「JENIUS(ジニアス)」全面稼動をベースにプロパーカードのラインナップを一新しています。

以前のJCBといえば、セグメントカード(女性向け・学生向け)やプレミアムカード(ザ・クラス)を除けば、

■一般カード
■ゴールドカード

の2種類だけでした。

ところが、一般2種類のステージ・ゴールド2種類のステージ、さらに「ザ・プレミア」クラス新設、「ザ・クラス」と合計6種類の階層に分類・整理されました。

極めて簡単にいうと「初めてのクレジットカード所有」から「最上級のJCB・THE・CLASS」までエスカレーター式でランクアップできるメインカード化重視の戦略転換を図っています。

そこには6段階のステージがあるわけですが、新設の「ザ・プレミア」や「THE CLASS(ザ・クラス)」の位置づけも結構明確になりました。

詳しい解説と速水の所見は近々…ということで、


JCBのリニューアル各種カード…気になる方はこちらから

クレジットヒストリーがない方(初めて持つクレジットカード)や29歳以下の方は「エクステージ」か「ゴールドエクステージ」というクラスがオススメできます。

↓↓↓
JCBスタンダード&オリジナルカード
JCBカード
posted by 速水主任 at 05:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | クレジットカード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月13日

クレジットカード番号の仕組みと秘密…

皆さんがお持ちのクレジットカードには14桁〜16桁の会員番号がエンボス(刻印)されています。

こんなにたくさんの桁数があっても、実はイシュア(カード発行会社)が全部好きなように使えるわけではありません。

最高でも「9桁」までしか使うことができないのです。


今日はちょっくらマニアックで、あまり使えない…「ふ〜ん、あ〜そっ」で終わるネタを頑張って教えちゃいます。




クレジットカード番号については…

ダイナースやアメックスは頭1桁が「3」でT&E系…
マスターカードは「5」だな…VISAは「4」…

この辺は知識や経験からご存知かと思います。


まずはこれを見てください。
クレジットカード番号の仕組み


■Aの数字(初めの1桁)


プレフィックスともいって、主要産業識別番号(MII)のこと

1と2 航空会社系
3   T&E関連(アメックスやダイナース)
4   銀行系A(VISA独占状態)
5   銀行系B(MASTER独占状態)
6   マーチャンダイジング系
7   石油系
8   電気通信系
9   その他


※初めの数字2個〜3個でも「プレフィックス」といったりもしますが…「ダイナースのPFは36」とか…


■Bの数字(2桁目)


業態分類コードです。銀行系・信販系・小売業系などを意味します。


■Cの数字(3桁目〜6桁目)


発行企業コードといい、日本の場合「流通システム開発センター」という財団法人に新規参入申請をし、クレジットカード企業コードを取得します。

これクレジット企業コードとして一覧が発行されているのですが、今手元になく探すの面倒なため割愛します。m(__)m


AとBとCの合計6桁で、銀行識別番号(BIN)とかクレジット発行コードとか呼ばれたりもします。



■Dの数字(7桁目〜15桁目)


イシュアアカウントナンバーです。
ここの数字最高9桁が、クレジットカード発行企業に与えられる「好きに使える番号桁」なのです。

会員識別に利用されます。

クレジットカード番号は14桁〜16桁であっても、実際はここしか会員識別には使えません。

はじめの6桁で「速水」を特定することはできません。



■チェックデジット(最後の1桁)


正規のクレジットカードであるかどうかを判別するためのチェック桁です。「Mod-10」と呼ばれるチェックで行います。

「Mod-10」は、指定桁を2倍していき、「その合計が必ず10の倍数」となります。

チェックデジットが1つであれば精度は10%、2つあれば必然的に1%と高まります。

逆に言うと、10の倍数となるように会員番号を組成しなければならないですし、簡単な仕組みのために、実在するクレジットカード番号が推定されたりもします。



※上記は一般的な仕様であり、チェックデジットの位置など例外などもあります。
※「Mod-10」の計算方法は割愛しますが、知りたい方はコメント下さればレスします。



番号桁数を30桁にしたりすれば、セキュリティは高まりますが、利便性が損なわれます。



★★★オマケ

たとえば…です。

■アメックスやダイナースなど銀行系などは、下2桁目は…
基本会員が「0」、家族会員は「1」ですね。
(違うカードもありますが…)


■アメックスで再発行や切り替えをすると…
「下4桁目の数字が1増えて、一番最後の数字が2減る」

つまり「1000増えて2減る」⇒「998足した数」の番号に…。

 37**-******-66006 ⇒ 37**-******-67004 みたいな…

つまり下4桁目のみ数字が1つ増え、それに伴いチェックデジットである最終桁が2減る…ということです。

⇒アメックスのチェック桁は2倍したものを合計に加えるため、必然的に2減ります。


■ダイナースのビジアカ発行だったり、その他のクレジットカードでも同様に、どこか1つの桁が変更になればチェックデジットも動くために、必然的に2つの桁が変わります。


ただ、不正使用された…などの再発行についてはカード番号がガラッと変わるはずです。




さらにどうでもよいお話…

■クレジットカード番号のフォントは…
どれも一緒ですね。不思議に思ったことありませんか?

銀行などのキャッシュカードも同様です。

実は「ファーリントン7B」というフォントが使われており、これは光学式読取装置…いわゆるOCRで読み取れるフォントなのです。

クレジットカード番号のフォント


ファーリントンさんという方が開発したフォントです。


あとはネットという性質上、ちょっと書けなかったりします(速水実はあまり知らない…だったりして)

つまらんお話で…恐縮…。


【今なら最大30%OFF】多くの政治家、経営者、投資家愛読の『ニューズウィーク日本版』





【編集後記】

クレジットカード会社は、徹底した不正使用対策をとっておりますが、根絶には至りません。

スキミングやカード番号漏洩のほかにも、クレジットカード番号の仕組みを悪用した事例も実際に起きています。

解説のとおり、「Mod-10」というパターンスキームは極めて単純であり、パターン化されています。

また、番号桁数も限られているため、「下手な鉄砲ちょこっと打てば当る!」くらいのレベルでクレジットカード番号推定が可能なのです。

カード会社も必死で尽力されておりますが、どうやったってこの仕組みでは根絶は不可能です。

オンラインショッピングなどに限って言えば、ICカードであっても然りです。

現在、パソコンのキーボードなどに「FeliCaポート」などが付属しているものも多くなっていますが、「クレジットカードのIC認証端末付き」のパソコンなどが登場し、IC端末加盟店のような決済方法に切り替わっていくかも知れませんね。

統一インフラの問題やコストの問題などデファクトスタンダードに至るまでには様々な課題がありますが…。



速水はカード会社の回し者ではありませんが、
自分自身の信用を守る為に、なにはともあれ…

■毎月の請求書はしっかり確認する。

■カード会社からの電話承認や本人確認の電話には嫌がらず協力

をぜひに…。m(__)m


次回は「クレジットカードのエンボスやエンコード」のお話でも…
posted by 速水主任 at 19:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | クレジットカード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月11日

裏面ディスカバーロゴのプレミアムは…

裏面にディスカバーカード(DISCOVER CARD)のロゴが入ったものが大分出回ってきました。

ディスカバーアライアンスカードです。

速水の知人たちも続々と更新を迎え、ディスカバーアライアンスに切り替わっています。

アメリカ大手ブランドでありながら、日本における一般的知名度はゼロに近いディスカバーだけに、「ATMのマーク」と思っていた人…いましたね。(苦笑)




速水はクレジットカードの仕様・デザインに変更があったりすると、職業柄けっこうじっくりとみてしまうのです。

クレジットカードの偽造対策部位も若干変更をかけたりするので…。

ダイナースクラブカードも、ブラックライトを当てると…
ご存知のとおり、偽造防止対策の『ダイナースロゴマーク』が浮かび上がります。




ということで、ブラックライトを当ててみます。


■■■プレミアム新旧比較〜ブラックライト〜



2枚のカードを表面からブラックライトを当てて撮影しています。

ディスカバーとマスターの比較


上が「ディスカバーアライアンス」仕様の表面です。
下が「マスターカードアライアンス」仕様です。

※白ヌキの文字は速水が挿入しました。



なにか違いに気づくでしょうか?



もう一度よくよく見てください。

ディスカバーとマスターの比較


【違い】

■浮かび上がる「線」の強弱

上のディスカバーのダイナースプレミアムの方が、光が薄くみえます。

下のマスターアライアンスのほうは、はっきりとダイナースのロゴマークが見えます。


実は新しいディスカバーロゴカードは、ブラックライトに反応するロゴの線の太さが「2/3程度」になっています。

そのため、反応が弱く見えます。

光の加減のせいではありません。



■線の本数の違い

ロゴマークを構成する線の本数も違います。

ディスカバージョイント(上)のほうは「23本のライン」
マスターカードジョイント(下)のほうは「22本のライン」です。

線の太さが細い分だけ、1本多いのでしょうね。


どうでもいいことですが、一応ご参考に…(何の参考?)




さて、これも一応載せておきます。


■■■プレミアム新旧比較〜裏面〜



ディスカバーロゴのプレミアム


今までの「MasterCard&Cirrus」ロゴの裏面が今度は上で、「Discover&Pulse」ロゴのプレミアムが今度は下です。m(__)m

色の違いも分かりますね。
黒の度合いが若干強まりました。

右上に見えるのは速水のタスポプレミアム?です。(どうでもよい)




ご存知の通り、2008年4月に米シティグループが傘下のダイナースクラブ・インターナショナルをディスカバーグループに売却しました。

そのため、裏面にディスカバーのロゴが入ったものが現在では発行されています。

最近インビ頂いたり、ダイナースプレミアムに入会した方よりのご報告もコメントでいくつか頂いておりますが、皆さんも新しいタイプのダイナースクラブカードやダイナースプレミアムカードを受け取ることでしょう。

米国内発行分はディスカバー買収により、プレフィックスが「601」もしくは「650」の番号のDinersClubカードが発行される…と噂を聞いておりますが、もうでているかも知れません。

MII(Major Industry Identifier)が「3」と固定観念がある速水にとっては結構抵抗あります。

コレクションで1枚欲しいかな…。



※プレフィックス…クレジットカード先頭の識別番号

⇒アメックスは「34と37」、ダイナースは「36」VISAは「4」


※MII…主要産業識別番号でクレジットカード先頭の1桁の数字

⇒T&E関連(DやM)は「3」、航空系「1と2」
⇒銀行系A(VISA独占)「4」、銀行系(MASTER独占)「5」など


【編集後記】

随分前の話ですが、
パスポートになにげなくブラックライトを当てた際には仰天しました。


知らない方はどうぞお試しください。

自分の写真があるページに当ててみてください。

夢に出てきても知らないですが…



ブラックライトなんかない!

しかし、自分の持っているクレジットカードやパスポートに当ててみたい!という速水のような特異な方は…


こちらからどうぞ(数百円程度のもので充分)
↓↓↓
電池式ブラックライト4W &スポットライトは高輝度白色LED携帯に便利なストラップ付



そういえばダイナースプレミアム会員の専用サイトが世界中の誰からでもアクセス可能になっています…。しかも全部のページが見れちゃう…。

あらら…これミスでしょダイナースさん。

速水しばらく前から気づいていたのですが、まだ直っていません。

本来ならば、プレミアム会員が持っているID&PASSにてサイバーアベニューからでなければログインできないのですが、普通に入れちゃう。

サイトメンテナンス時にミスがあったのか…。

そろそろ教えてあげようか…。
posted by 速水主任 at 00:17 | Comment(3) | TrackBack(0) | ダイナース プレミアム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月09日

ANAアメックスについて…

ANAとアメックスの提携カードの申込受付がスタートしましたが、結構な人気を博しているようです。

アメックスの日本の航空会社との提携カードは初です。

一般カードとゴールドカードの2本立てですが、遂にAMEXブランドもANAカードに仲間入りですね。


カードのベネフィットはさておき、注目は年会費(全て税込)です…


■■■年会費

ANAアメックスは5,250円(家族会員2,625円)

ANAアメックスゴールドは…32,550円(家族会員16,275円)



けっこう衝撃的な年会費です…(笑)

ANAダイナースだって22,050円です。

ちなみにプロパーのアメックスゴールドは27,300円(12,600円)


ANAアメックスの一般カードが相対的に安く感じます。

プロパー緑が12,600円という年会費からすると、本当は5,250円でなく、もう少し高く設定したかったと思う…。

でも他の提携ANAカードと比べると…差がつきすぎる。
なんてったってANA-JCBやSMBCは2,100円ですもん。
ワイドは8,662円

かといってワイド扱いはボーナスマイルとゴールドのベネフィットとの絡みで難しい。

アメックスの金と緑の公言している入会基準も今は一緒だし。

入会基準で差をつけられないし、マイル付与でも差をつけにくい。

一般のANAアメックスは5,250円の設定が限界だった?

ANA側との様々な駆け引きが…勝手な勘ぐりですが…。



■■■入会資格

また、入会資格ですが一般・ゴールドともに…

『原則20歳以上の定職あるお客様』となっています。

プロパーのアメックスゴールドも現在は同様ですので、一緒ですね。



■■■一般と金の違い

・プロパーの金と緑の基本的なサービスの違い
・入会ボーナスや継続ボーナスの違い
・搭乗ボーナスが10%と25%の違い
・ANAグループ加盟店での利用は一般が1.5倍、金が2倍

その他いくつかありますが割愛



■■■SFCは…?

スーパーフライヤーズカードです。

ちゃんとありますね。年会費・サービスは金同様です。

『ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード』

ん〜アメックスの正式名称打つとき「・」が面倒(笑)

違いは若干、ボーナスマイルが50%マイルです。
ちなみに入会ボーナスマイルはありません。(継続は2,000マイル)

他ブランドから切替する方も多そうですが、最近SFC作ったかたはつらいかも…。

他のANAダイヤモンド・ANAプラチナのステータスを持っていればもちろん申込み可能です。(審査通るかは別)



■■■マイルへの移行

アメックスのメンバーシップリワードのポイントをANAマイルへ移行したいときに都度依頼する方式です。

100円で1マイル換算です。

一般のANAアメックスは移行手数料が年間5,250円必要のようです。
金は移行手数料が無料らしいですね。(当たり前だい!)



■■■利用枠はどの程度?

正確には分かりませんが、プロパー同様でしょうね。

入会初期の利用目安としては、S10〜20も?

初期高額与信はそれほど望めませんが、そこら辺はT&Eに強いアメックス…

30万円の貴金属は無理でも、30万円のANA航空券決済で切れないというこはまずないでしょう(笑)

あとはまだ情報収集していないのでよく知りません。ごめんなさい。





■■■現在アメックスのプロパーを持っているけど申込める?

当然ながら、申込可能です。

センチュリオンでもプラチナでもゴールドでもグリーンでも、複数枚所有OKです。

当然年会費はかかってきますが…。


ただし、大きな注意点があります。

既存のアメックスのポイントとは合算されない

プロパーとの2枚持ちを考える方はあまりいないでしょうが、一応。





■■■デザインはこれみてちょうだい!

SFCのデザインも載ってますよ!
画像載せるの面倒なので…これみて下さい(m(__)m)

3種類のカードデザインへのリンク
↓↓↓
ANAアメックス各種カードデザイン


速水は、一般カードのデザインが一番好き!




【編集後記】

先日『ダイナースロイヤルチェック終了』と書きましたが、
12月1日より、新しい商品券が販売されるようです。

なんと…『ダイナースJCBギフトカード』

やっぱり単純に、他社のインフラに乗ったほうがよい!と判断したのか、国産ブランドJCBに乗っかるのですね。。



12月1日午後1時より受付開始だそうです。
『ダイナースJCBギフトカード』

全国50万店以上で利用可能です。

お歳暮間に合うかな?
posted by 速水主任 at 22:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | ダイナース アメックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月07日

クレジットカードの利用枠が減る?

クレジットカードの利用枠が減る?と巷ではささやかれておりますが、実際のところどうなのでしょうか?

来年本格的に始動する「改正貸金業法」と「改正割賦販売法」ですが、
結構勘違いされている方も多いようですので、分かりやすく解説しておきます。

借り入れができなくなる!しにくくなる!とかクレジットカードの枠が小さくなる・・・とか不安な方も多いですが、本来この2つの法律の改正はその背景・意図は大分違うものです。

ともに指定信用情報機関制度の確立や、消費者信用市場の健全な発展のために様々な規制や制度の確立が求められていますが、ユーザーの視点から考えます。



■■■改正貸金業法 …金融庁管轄ですね。

これはキャッシングやローン…つまりお金を無担保・無保証で直接的に借りる場合を想定して下さい。

量的規制として「総量規制」が導入されます。

これは年収の1/3までの借入しか認められないということです。

年収300万円の方だと「お金の借入合計100万円」まで!

クレジットカードのショッピング枠は一切関係ありません。

これをしっかりと確認するための環境整備・インフラ設定が急ピッチで行われています。


【年収の裏づけの方法】

源泉徴収票や給与明細書などにおける所得証明書類の提出が義務となり、それをベースに算出されます。

また、STARSUを筆頭とする新システムの稼動により、本人名寄せ精度が非常に高まりますので、借入の総額がきちんと把握しやすいシステムとなります。


※本人名寄せ…本人を確実に特定すること

「2007年現在の福岡市中央区に住む1964年1月1日生まれのハヤミケイタ」は「2009年東京都中央区に住む速水圭太」と同一人物であることを確認する作業


来年6月施行までは努力義務ですが、すでに各社ともに会員へのお知らせを出している通りです。



■■■改正割賦販売法 …経済産業省の管轄ですね。

クレジットカードの分割払いやリボ払いの総枠に影響します。

クレジットカードの1回払い…つまりマンスリークリア(最長55日後に約定決済)は関係ありません。

カード会社各社に、返済可能見込額の調査を義務付け、基準以上の貸付やカード利用枠の設定、発行を禁止するものです。


【年間返済可能見込額の裏づけ方法】

申告年収を基準に調査されます。

「年収−生活にかかる費用概算−現在の分割リボ債務」が年間返済可能見込額です。

それに指定係数0.9を乗じたものが分割・リボ上限と経済産業省より見解が出されています。

年収600万円の方であれば、年間返済可能見込額は270〜350万円程度でしょうか…

そこに係数「100分の90」つまり0.9を乗じて算出される額が、「S枠分割払い・リボ払いの上限」となります。

250万円から320万円前後となるわけです。

仮にすでに300万円分のクレジットカード与信枠を持っていた場合、カードが発行されない…とか、現在利用中のカードの枠が減る…といったこともあるわけです。


※上記表現に誤りがあったため、翌日一部分を訂正しております。




んっ1回払い…つまりマンスリークリア分は関係ないんじゃないの?

と思った方…鋭い!

そうなんです。もう一度いうと「1回払いには上限が適用されない!」と申し上げました。これは正しいです。

でも現行のクレジットカードだと影響を受ける場合が多々あります。

それは…
クレジットカードってショッピング枠の中で分割利用限度枠とか明確ではないですよね。

だから総枠で判断される場合があります。

例えば50万円が与信枠のクレジットカードを持っていたら、分割払いを利用していなくても、分割払いできる枠があれば…。




ダイナースクラブカードはデフォルトで100万円のリボ利用枠があります。

上記のような計算式により、自分自身の信用枠の中に、100万円以上の枠が残らなければ…リボ枠が減る可能性もあります。

新規発行時でいうと、
1)原則パーソナルカードは今までどおり、リボ枠設定100万円つかなければ、発行しない…(まれに50万円もあるようですが…)

2)弾力的に、枠設定リボ枠0〜100万円など様々なパターンの枠設定を行う

どちらかの選択になるでしょう。速水はゆくゆく2番の形態をとっていくと思っています。


《改正貸金業法と改正割賦販売法の余談…》

★信用情報に関すること…

1)改正により、免許証番号・保険証番号・パスポート番号などが信用情報機関に登録されます。

 ⇒住所・電話番号変更・改姓などでも本人確認しやすくなります。


2)借入情報や返済情報がきっちり共有されます。
 
 ⇒現在までは「消費者金融で数百万円借入していても、クレジットカード会社には分からない事例や申込み方法」があったりしました。


3)キャッシング履歴の情報更新は日次更新(当日中反映)、クレジットカードの履歴は月次更新となる

 ⇒消費者金融は今までも毎日情報をアップする日次更新でした。しかしクレジットカード会社のキャッシング情報は月次更新でした。つまりお金の借入はリアルタイムで全てが分かるようになります。


★クレジットカードに関すること

1)返済可能見込額の調査義務のない場合があります。

 ■30万円以下の与信枠のクレジットカード が対象

 ⇒クレジットカードの債務残高が自社50万円以下、他社も含めて
100万円以下の場合です。

※但し、同一会社から複数枚発行の場合、総額で30万円以下の利用枠となります。


なんだか長くなっちゃいましたが、総量規制と改正割賦販売法がごっちゃにならないようにしてくださいね。

続きはまた今度…


【編集後記】

只今、時間の合間をみて『ダイナース専門サイト』を作成中です。

サイトのプラットフォームの設定だけでてんやわんや…

なんせ文才もないし、このブログみても分かるとおりセンスないし、勝手気ままに書いているので…うまくできるのかどうか…

ゆくゆくは『クレジットカードの審査基準』に関わるサイトも作りたいと思っております。(いつになることやら…)

現状をみるとミラーサイト的なものも多いので、

審査に関わった専門家としてユーザーのためになる情報・ユーザーだからこそ分かる情報や評価を主眼に発信できたらと思っております。

期待しないで待っていて下され。
posted by 速水主任 at 06:33 | Comment(11) | TrackBack(0) | クレジットカード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

オンライン申込みの自動審査…

オンライン申込みについて語る際に、ちょっとクレジットカードのスコアリングのお話となります。欠かせないお話なので…

今回はやむなく専門用語も出てくるので、ちょっと頭が痛いかもしれませんが、ご了承…。



以下の表を見てください…


【最終スコアレポート】

このクレジットカードのスコアリング基準は「220」です。

スコアランク申込件数受理数不受理数受理率推奨無視率
180未満20041962%低次 2%
180-199350273238%低次 8%
200-2194008032020%低次 20%
★220-23945031513570%高次 30%
240-25950040010080%高次 20%
260-2795204427885%高次 15%
280-2994804423892%高次 8%
300以上4003841696%高次 4%
全体33002094127864%*********
足切り基準未満95011183912%低次 12%
足切り基準以上2350198336784%高次 16%


この表はスコア別の発行諾否の最終集計表となります。
「最終スコアレポート」と呼ばれるものです。


特定のクレジットカードに当てはめたものではありませんし、この数値は全て仮定ですが、バランスとしては大体一般的な傾向と一致します。


この表の場合、
つまりスコアリングのスコアが「220以上」で発行基準に達します。
スコアとは、いわゆる審査項目を数値化したものです。




何か気づくことはないですか?

あれれっスコアが220以上なのに、不受理(発行見送り)が多い!

さらに…スコアが220以下であっても受理(発行)がある…。


一番右端の項目に「推奨無視率」というのがありますが、これはスコアリングシステムが出した答えを無視する…結果のことをいいます。


表中の中央(スコア220-239)の赤字項目…
これスコアリング上では発行基準に到達しているのです。
でも30%が不受理となっています。


スコアリングで発行基準に達していたら、100%とは言わないまでも
97〜98%程度は発行されると思いませんか?

実は違うんです。

スコアリングシステムが推奨した結果を無視する事例がかなりあるのです。


分かりやすい例でたとえると…

■基準年齢・基準年収などに達していなく、当然スコア基準に満たなくても、医師資格を取得していたら発行承認。

■スコアは抜群でも過去に自己破産を経験していたら、問答無用で発行見送り…


この辺はなんとなく理解できると思います。



ちなみに…

《低次の推奨無視》
スコアが200ならば足切り基準に到達しておらず、本来発行されるべきでないのに、発行する…これを低次推奨無視といいます。

《高次の推奨無視》
逆に、スコアが足切り基準の220以上であり、スコアリングシステム(いわゆる機械)は発行するべき!と判断したのに発行を見送る…これを高次推奨無視といいます。




旧基準の「原則33歳以上で10年以上の役職者・自家保有…」というのは原則であり、どれか欠けても絶対的な足切り基準ではなかったと思います。(富士銀時代は確実に足切り基準となっていたと思います)

担当者判断でスコアが基準以下の申込者であっても弾力的に運用する…これが「低次無視」です。


スコアリング絡みではまだまだ意外なお話がたくさんありますし、何十ページにもなってしまうので、また今度ということで。




ダイナースクラブカード(一般)の場合、「最短10分で審査」と公言されています。

実際に即否決メールがきたりすることから考えると、オンライン申込みでは低次の推奨無視が入る余地があまりないような気がします。(機械審査で手間をかけないのが目的ですから、当然なのですが…)

なので、上記の表をダイナースに当てはめた場合、低次推奨無視率をギリギリまで抑えこんだモデルを事前審査で活用している気がします。

つまり機械審査で若干甘めに申込者を拾い、人間審査で絞りこむ…という方針よりも、低次推奨無視率をギリギリ低めに押さえこんでいる…と速水は想定しています。


アメックスお持ちの方はお分かりかと思いますが、アメックスはダイナースクラブと同じようにオンライン申込みできますが、結構審査に時間かかりますよね。

こういう場合は低次推奨無視が入る余地が多かったりします。

またキャンペーンや決算期など諸般の事情、大人の都合(笑)で基準を落とす場合もあります。


※自動審査システムというのはベースとなるものは一緒でも、各社様々です。また、いくつかのモデルを複合的に重ね合わせたりします。
例えば、クレジットヒストリーがある申込者とクレジットヒストリーのない申込者において別立てのモデルを利用する場合もあります。



今回の結論になりますが、

オンライン申込み・自動審査システムというのは…

■審査結果が早い
■属人的判断・嗜好が入り込みにくく、指標化できる(一定基準)
■経費が極限まで押さえ込める

というメリットがある反面、

■早く審査結果を出さなければならない(自動で足切り)
■疑わしきは見送り…(場合により精査で発行検討)
■不正・虚偽申込みも多い
■申込者のスコア基準が下がりやすい

という面もあります。



ゆえに、『審査結果の早いクレジットカードのオンライン申込み』というのは「足切り」を設定することで、低次推奨無視率をできうる限り低くするので、郵送よりかは救済的な事例が少なくなるような気が…。



んっ?では郵送の方がよいのか?

オンライン申込みの攻略法(?)があるとすれば…


次回に続く…
posted by 速水主任 at 08:23 | Comment(1) | TrackBack(0) | ダイナース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする